Official Book Page — 公式紹介

泣きたくなったら
壁を押せ!

seven stories, one quiet clinic.

表向きは普通に暮らしているのに、心の奥で
「どうして私だけ、うまくいかないんだろう」と感じる人たちへ。
不思議な診療所が現れる、七つの短編。

Genreメンタルセラピー体験小説
Authors前田佳宏 / 掛端玲
Release2026.03.02
Publisherサンマーク出版
ISBN9784763142917
Amazonで見る
『泣きたくなったら壁を押せ!』書影
About the book

心の弱さではなく、
からだに沁み込んだ「反応」として。

「どうして、こんなことで涙が出るんだろう」
「どうして、あの場面で言葉が出なかったんだろう」

その答えの多くは、気持ちの強さ・弱さの問題ではないと、診察室で何度も見てきました。本書は、不思議な「佐久間診療所」を舞台にした七つの短編。怒り・後悔・関係のしんどさ・不安——それぞれの主人公が、自分の反応の背景に少しずつ気づいていく物語です。

後知恵バイアス・バウンダリーの未確保・凍りつき反応——専門用語を物語のなかに溶かしながら、認知・関係性・身体感覚の三つの視点から、回復の道筋を描きました。実際のカウンセリングをもとにした、メンタルセラピー体験小説です。

i
理由のわからない涙や苛立ちに、戸惑っているあなたへ。
ii
大切な誰かのしんどさに、寄り添いたいと願うあなたへ。
iii
自分のことかもしれない、と思える物語に出会いたいあなたへ。
Column · 01タイトルの誕生

なぜ「壁を押せ」だったのか。

企画のはじまりに、編集者の三宅隆史さんが前田佳宏に個人的な悩みを相談したZoomがありました。

そこで出てきた「壁を押す」という身体へのアプローチが、書名そのものになっていきます。考え方だけでは動かない苦しさに、身体感覚から触れていく。本書の核は、この場面にすでにありました。

Stories

七人の主人公と、
それぞれの回復の道。

i.
怒りを抑えることができない万年係長高ぶった感情を、どう緩めていくか。
01
ii.
衝動的に猫を叩きたくなる保護猫の里親止めたいのに止まらない反応と、その後悔。
02
iii.
人付き合いなんていらないと嘆くプログラマー誰かと一緒にいることのしんどさ。
03
iv.
モラハラ彼氏に一度も本音を言えない彼女相手に合わせてしまう反応と境界線。
04
v.
他人の世話に身を捧げる介護士自分を責め続ける後悔との向き合い方。
05
vi.
不登校の息子と険悪になり続ける母親親子関係と、世代を越えて続く反応。
06
vii.
夫の浮気を疑いスマホチェックがやめられない妻不安で落ち着かない感情の出どころ。
07

各話の最後に、心の反応を理解する視点と、日常に持ち帰れるワークを置いた構成です。

Column · 02構成会議のこと

七つの物語を、どう立ち上げたか。

制作には2年6ヶ月がかかり、その大きな時間が七つのケースをどう物語にするかに費やされました。

前田佳宏の臨床知、掛端玲さんの物語化、編集チームの問いが重なり、怒り・後悔・人間関係・不安といった反応を、読者が自分ごととして追える七つの物語へ再構成しています。

Excerpt

本のなかから、
すこしだけ。

01
Official introduction
「まっとうに暮らしたいだけなのに、どうして私だけうまくいかないの……?」 そんな感覚を抱えた七人が、精神科医の佐久間先生と出会い、トラウマケアを通して自分なりの回復の道を見つけていく物語です。
02
Prologue
大人になれば自然に治るはずだと思っていた。 けれど、人付き合いのしんどさは消えず、むしろ日常の中で輪郭を濃くしていく。物語は、その静かな違和感から始まります。
Column · 03カウンセリング実況中継

会議室を、ふたつ使った日。

サンマーク出版の会議室を二部屋使い、一室では前田佳宏が三宅さんをカウンセリングし、別室では制作陣がビデオ中継で見守る。そんな異例の制作方法も試されました。

本物のカウンセリングを疑似体験できる小説にするため、言葉だけでなく、イメージ療法や身体感覚の変化も物語へ落とし込まれています。

Authors

この本を、
書いたふたり。

前田佳宏

前田 佳宏maeda yoshihiro

精神科医。和クリニック院長。大人と子どもの双方で、トラウマや愛着障害に心理療法的アプローチを用いてきた。本書では、臨床経験とセラピーアプローチを担当。生きづらさを軽くするコミュニティ「しなここメイト」を運営し、渋谷で哲学カフェ「ゲーテカフェ」も主宰している。

→ プロフィールをくわしく
掛端玲

掛端 玲kakehata rei

作家・ブックライター。株式会社01プロダクション 代表。法律事務所勤務を経て執筆業へ。人材・医療・女性の生き方を中心に取材歴 12 年以上、携わった書籍は 50 冊超。実写ドラマ化された『ナースが婚活!?』(主婦の友社)など。本書では、小説仕立ての構成と執筆を担当。

→ X — @rine_019
Column · 04共著者のこと

臨床知を、物語として読める形へ。

作家・掛端玲さんは、長期の執筆で言葉が出にくくなる感覚にも向き合いながら、七つのケースを小説として編み直していきました。

精神科医の臨床知見だけではなく、物語として読める手触りがあるからこそ、読者は登場人物の変化を追体験できます。

Voices

読まれた方の、
すこしの声。

物語を読むことが、心の奥に沈んでいた痛みにそっと輪郭を与える体験になる、という書評が寄せられています。
登場人物の反応を追うことで、自分や身近な人のしんどさを責めるのではなく、背景から見直せる一冊として読まれています。
「壁を押す」という具体的なワークが、日常の中で感情や身体の高ぶりに気づく手がかりとして受け取られています。
Where to buy

購入は、
Amazonから。

このページを公式紹介ページとして整えています。購入ページは Amazon に集約しています。

— stay in touch

公式LINEで、
ときどきの便りを。

新しい記事・しなここラジオ・イベントのお知らせ。
週に1回、静かなペースでお届けします。

友だち追加する
*無料/いつでも解除可能