こんにちは。ご覧くださりありがとうございます。
「ゲーテカフェ」を紹介します。
目次
- ゲーテカフェとは
- 誰もが小さな哲学者
- 3つのルール
- ゲーテカフェの流れ
- ご案内
ゲーテカフェとは
ゲーテカフェは、価値を押しつけずに問いを深めあう対話の場です。
哲学者の思想を話しあう場ではありません。
いろんな悩みをもちながら、いまを生きる皆さん自身を大切にします。
皆さんには、ゲーテカフェを通して、「人生が豊かになる、より多くの気づきが得られる」体験をしてもらえたらと思います。
私がよく通ってる、渋谷のカフエマメヒコで、「ゲーテ診療所」という作品があります。合唱とゲーテの言葉で患者さんが元気になっていく物語です。私はそんな劇場をリアルで体験してもらえたらと思ってオーナーに相談したら快諾してくださいました。そしてできたのが、「ゲーテカフェ」です。2017年から始まりました。
誰もが小さな哲学者
ゲーテカフェは、「哲学対話」をベースに作られています。
私に哲学対話を直接教えてくださった、東京大学教授の梶谷先生の文章を引用します。
哲学対話とは、子どもたちの思考力を養うために70年代にアメリカで始まった「子どものための哲学」に由来する。(中略)身近な問いから出発して、グループで一緒に問い、考え、話をしていくものである。
考える自由のない国―哲学対話を通して見える日本の課題 – 月刊「事業構想」
海外の教育では、考える力や対話する力が大事だとされています。
そのため、哲学対話の授業が作られました。
哲学対話で安全に対話をすることでお互いの理解を深め、クラス全体の成績があがるという話も聞きます。
下記の映画「ちいさな哲学者たち」は、フランスの幼稚園で行われた哲学対話の物語です。
私はこの動画の、日常がキラキラ光っていく感じが好きです。
こういう日々の楽しみ方を皆さんにも味わっていただけたら嬉しいです。
3つのルール
ゲーテカフェには3つのルールがあります。
- こころの思うままに話していい
- 黙っていてもいい
- 考えを押しつけない
そして、リンゴをもっている人だけが話します。
こころの思うままに話していい
こころのなかでポッとでてきたことを話してみてください。なんでもいいんです。話題が違ってもいいし、まとまってなくてもいいんです。
黙っていてもいい
みんなが黙っているときは、「みんななにか考えてるんだなあ」と思ってそんな時間も大事にしてみてください。
考えを押しつけない
考えを押しつけたくなったときは、自分がどうしてそう思ったのかに関心を向けてもいいかもしれません。批判も同じですね。
ゲーテカフェの流れ
最初に簡単な自己紹介とともに質問ゲームをします。
次に、日常のなかで思う「問い」を出しあい一つに決めます。
そして、みんなで深めます。
私は心理療法とコーチングが好きな医師です。
それらの技法も用いて、皆さんの考えを深めるお手伝いをします。
なにかを決めるのではなく、より多くの気付きを得てもらえたら嬉しいです。
※安全な場をつくるため、個人の話はカフェ内だけに留めます。
ご案内
今後の案内は、公式LINEかtwitterでしますので、お手数おかけし大変恐縮ですが、ぜひフォローいただけたらと存じます。
公式LINEでは、メンタルヘルスやコーチングの配信、哲学カフェや講演などの企画も案内しています。
お問い合わせはしなここラボ公式LINEにてお受けしています。
まとめ
ゲーテカフェをやっていくと、参加者の皆さんが徐々に打ち解けていったりします。なんだかこころが温まる不思議な時間です。
参加者のかたに感想をお聞きしたところ、世代が違っても同じ目線で話せるのがおもしろかった。自分が歩まない人生をもった人の話を聞けてよかった。といった話もいただきました。
ゲーテカフェの雰囲気が少しでも伝わればと、『友だちと家族のつながり』を哲学対話しましたなどの記事を書いてます。
参加された方からいただいた感想文は【哲学カフェ】「ほんとに個性って大事なの?」を哲学対話してみたなどに載せてます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。 皆さんに哲学ある日々が訪れますように。